発達障害の子に合う習い事|おすすめ教室とトラブル回避のコツ

発達障害・グレーゾーン・2E児
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発達障害を持つお子さんの習い事は、成功体験を積むチャンスですが、一方でトラブルも起きやすいため、気を付けておきたいポイントがあります。

 

<2025年5月更新>

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この記事をお読みいただくと

発達障害(ADHD・自閉症スペクトラム)、グレーゾーンの子の習い事について

  • 楽しく続く!おすすめの習い事
  • トラブルにならないために、知っておきたいポイント

について、知って頂くことができます。

 

習い事を通して、お子さんの「得意なこと」「夢中になれること」を見つけ、伸ばしてあげることができたら、最高ですね。

 

発達障害を持つ子特有の「習い事が上手くいかない理由」や「トラブルを回避するポイント」を事前に知ることで、習い事でのトラブルを避け、楽しく続けていくことに是非お役立てください。

 

この記事を書いている私さとは、ASD・ADHDの特性を持つ男子高校生の母で兼業ライターです。息子は現在私立中高一貫校に元気に通学中。

息子は幼少期からピアノ・音楽教室・ドラム・プログラミング・英会話・スイミング・運動教室・塾など、様々な習い事を経験してきました。教室側ではない、保護者側からの視点で、ピアノについてご紹介していきます。

 

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1.発達障害の子におすすめの習い事3選

1-1.オンライン英会話

NovaKid|楽しみながらオールイングリッシュの本格派

英語教師の国家国際資格を持つ子供向けの英語レッスン【NovaKid】

4歳~12歳の子供を対象としたオンライン英会話教室です。

オールイングリッシュの本格的な授業ですが、1レッスン当たりの価格が1525円~(2025年3月現在)と、とても良心的です。

 

<講師の質が高い大規模スクールだから安心> 

ヨーロッパ地域でオンラインシェアNO.1、世界30か国以上で事業展開している大きなスクールなので安心。

2年以上の指導経験やTESOLなどの資格要件をクリアした講師(英会話スクールでは珍しい)が、世界中に1800人以上在籍しています。

 

<カリキュラムとオンライン教材が評判>  

こちらのノバキッド、英語初心者の子供でも、無理なく話ができる丁寧なカリキュラムとオンライン教材に定評があります。

エンターテイメント性の高い教材を使って、子供の好奇心を刺激。レッスンの時間以外も、この教材を使えるので、英語に長時間触れることができます。

 

無料体験レッスンを受けてから始めると、1か月無料という特典も。

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子供が直感的に興味を持ちやすいような、教材の工夫もたくさんなされていますので、是非一度体験レッスンを受けてみることをおすすめします。

 

クラウティ|オンラインゲームをしながら英会話が楽しい 

クラウティ

このスクールは、月謝1人分で他の家族とシェアできるところが魅力的。

シェアするのは兄弟に限らず、家族であれば大人でも可能です。

毎日25分または10分×2のレッスンが出来て月額料金は低価格

オンラインゲームをしながら自然に英会話が身について行くというところがユニークで、小さな子供も楽しく続けていくことができます。

講師のレッスンは好きな時間に予約できAIによる学習プログラムが24時間利用可能です。 

学研の教材を使っているので、学習内容についても安心。

 

英検対策もできます。

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発達障害の子にオンライン英会話をおすすめする理由

オンライン英会話は、家からマンツーマンのレッスンが気軽に受けられおすすめです。

オンライン英会話がおすすめの理由
  • 自宅なので、環境の変化や場面の切り替えが苦手でも安心。
  • 他の生徒とのトラブルの心配がない。
  • 送迎が楽。夜でも受講できる。
  • 上達すると「英語ができる」という子供にわかりやすいカッコよさ、達成感を感じられる。
  • 中学校以降、重要科目なので勉強面で有利になる。
  • 英語習得に向いている特性を持つ子がいる(言語理解が高い、記憶力が良いなど)。
  • 日本語話者同士では「共感する」「察する」ことが高いレベルで求められるが、英会話でははっきり意見を言う、質問する方が好まれるので、向いている特性を持つ子がいる。

オンライン英会話をおすすめする理由について詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓

発達障害の子は英語が得意?向いている理由とおすすめ教室
発達障害の子が英語を得意になる理由とは?特性に合う学び方と、家庭でできる工夫・教室選びのヒントを紹介します。

  

1-2.プログラミング

LITALICOワンダー|発達支援会社の本格的プログラミング教室

子ども向けプログラミング・ロボット教室【LITALICOワンダー】

運営元が発達障害の子供の教育支援を行っている会社なので、習い事への不安があるお子さんも安心して受講できます。

通塾・オンライン共に受講可能です。

子供の興味や得意、ペースに合わせて、1人ひとりカリキュラムが考えられています。

ゲームプログラミング以外に、ロボットやデジタルファブリケーションなど、ものづくり系コースもあります。

基礎技術力の習得はもちろん、 自分で考え形にする経験を大切にしており、そこから自尊心、創造力、試行錯誤する力の育成を目指している教室です。

 

プログラミングは、ある程度受講時間がかかる習い事ですので、無料体験授業は60分2コマまで受けられるのは嬉しいポイントですね。

子供との相性を十分に見極めたうえで、判断することができそうです。 

 

プログラミングについて詳しくはこちらの記事もどうぞ↓

発達障害の子に合うプログラミング教室を保護者目線で厳選【特性が活きる習い事】
発達障害を持つ子にプログラミングが向いている理由と、保護者の視点で厳選した教室を紹介。特性を活かせる習い事をお探しの方におすすめです。

 

1-3.ピアノ

EYS-Kids|楽器がもらえるから、リーズナブルに試せる音楽教室

楽器がもらえる音楽教室【EYS-Kids 子供向け音楽教室】

全国各地にスタジオを展開している教室で、個人レッスンのピアノがリーズナブルな料金で受けられます。

何と言っても特徴的なのは、全47種類の楽器から、好きな楽器をもらえるという点!

音楽を始めるにあたり経済的なハードルになるのが楽器の購入ですが、こちらの教室では楽器購入が必要なく、最短2週間で楽器を用意してもらえるのが魅力です。

「その分、受講料が高いのでは?」と心配になりますが、月2回30分の個人レッスンで月々7740円~と月謝もリーズナブルです。

 

 

椿音楽教室|オンライン可能、200か所以上の教室展開

椿音楽教室

関東・関西を中心に200か所以上の教室を展開しています。

音楽教室には珍しくオンラインでの受講も可能。

11種類の音楽教室を開講しており、様々な楽器に対応しています。

60分間の無料体験レッスンが受けられます。

 

ピアノについて詳しくはこちらの記事もどうぞ↓

発達障害の子にピアノをおすすめする理由|親目線で教室紹介
発達障害の子にピアノを習わせて感じたメリットを保護者目線で紹介。おすすめのピアノ教室や教室の選び方もわかりやすく解説しています。初めての習い事に安心の情報満載。

 

 

2.発達障害の子が習い事でトラブルを防ぐポイント

2-1.発達障害の子に多い習い事のトラブルとは?

発達障害の有無に関わらず、本人が続けるのを嫌がる、先生やお友達とうまくいかないなど、お子さんの習い事を始めてみたものの、うまくいかない…という場合はあります。

 

それに加え、お子さんに発達障害がある場合は、その特性からトラブルが生ずる場合も。

 

例えば、発達障害を持つ子の習い事ではこのようなトラブルが起こりがちです。

  • 他の子がやっていることを、嫌がってやらない。
  • 先生の指示に従わない。自分のやり方に固執する。
  • 友達と喧嘩になる。
  • 順番が待てない。   etc.

 

一つ一つのトラブルの背景には、特性を持つお子さんなりの理由があります

周囲が適切に対応すれば、楽しく取り組める場合が多いのも事実。

 

ただ、このようなことが続くと、お子さんが習い事を嫌になってしまったり、場合によっては教室や他の保護者から苦情が入ることもあります。

 

このようなトラブルをなるべく避けるため、保護者の方に注意していただきたいポイントについてご紹介します。 

 

2-2.本人の「好き」の中から習い事を考える

「泳げるようになってほしい」

「英語は将来の役に立ちそう」

など、保護者の方は子供のためを思って、何を習わせるか色々と検討されるのではないでしょうか。

 

ただ、特性のある子であれば、そうでない子以上に、本人の「好きなこと」を中心に習い事を検討してあげてほしいと思います。

 

その理由は…

発達特性から、興味の範囲が狭かったり、やりたくないことが多かったり、やりたくないことへの拒否感が強い場合があるから、です。

 

特に、

  • 皆がやっていることをやりたがらない場合がある。
  • 先生の指示をすんなり聞けないことがある。

といったタイプのお子さんは、興味の範囲が狭く、自分のやりたいことが強い傾向があるので、「好き」を重視して習い事や教室を選ぶことがポイントになります。

 

特性のないお子さんについても、「好きなこと」を習い事にする方が楽しんで続けられる可能性が高くなります。

特性のある子であればなおさら…ですね。

 

2-3.「苦手の矯正」ではなく「得意を発見、伸ばす」

「集団活動が苦手だから、集団行動をする習い事へ…」

「手先が不器用だから、細かい作業をする習い事がいいのではないか…」

という保護者の方が時々いらっしゃいます。

 

お子さんのことを考えて…という気持ちは私も痛いほどわかるのですが、このように苦手の克服のために習い事を選ぶと、上手くいかない可能性が高まります

 

その理由は、本人が苦手なことは楽しめないので嫌になってしまい、続かないから

 

一般に発達凸凹がある子にとって、苦手の克服はあまりやりすぎない方が良いとされています。

凸凹さんが先天的に苦手なことをどんなに頑張ってみても、得意になるどころか人並みにもならない…、ということが多く、掛ける労力に見合わないのです。

 

習い事は「強み」や「好き」を見つけ、伸ばす場と考え、お子さんが夢中になれること、楽しく続けられそうなことから選ぶと、親子ともにストレスが少なく、結果的にうまくいきやすいです。

 

2-4.子供に合った環境で

一般的に発達特性のある子は、集団より個人レッスンの方が向いていと言われます。

(色々な特性の子がいるので、グループレッスンが好きな子もたくさんいますが。)

特に幼少期は、お子さんに合った環境で、無理をせず、集中できる教室を選ばれることをおすすめします。

 

<我が家の失敗例>

我が家の息子の場合、「音楽の楽しさと社会性を身につけさせたい」という思いから、2歳で大手音楽教室の集団レッスンに通わせましたが、嫌がる曲目や内容が多く、皆と同じようにできませんでした。

本人は楽しそうではないし、私も周囲に気を使って、くたくたになってしまいました。

1年ほどで音楽教室はやめてしまいましたが、そこではあまり得るものが多くはなかった気がします。

息子は音楽自体は好きだったので、その後、本人の希望で個人のピアノレッスンに通い始めました。そちらは楽しく通うことができました。

予測のつかない動きをする他のお子さんや、やりたくないカリキュラムなどが、当時の息子にとっては音楽を楽しむ障害になっていたのだと、後で気付きました。

まずは音楽自体に集中して楽しめる環境をつくる、ということが幼少期には大切だと感じました。 

 

場所についても、お子さんの通いやすい場所で親子ともにストレスが少ない方がよいですね。

初めての場所が苦手、乗り物が苦手、道順にこだわりが出る…など発達特性を持つお子さんは、習い事の送迎も大変ですから、場所が近い、通いやすい、ということは習い事を選ぶ重要なポイントになります。

後でご紹介しますが、コロナ禍後はオンラインの教室も増えています

最初はオンラインで、慣れてきたら教室に通う…という手もありますね。 

 

2-5.理解のある指導者

発達特性のあるお子さんは、

  • コツコツと練習するのが苦手
  • 何度言っても指示を聞かない
  • 集中力が続かない

このような場合があるので、講師の優しさや忍耐強さが求められることも多いでしょう。

 

学校や園では叱られることも多くなりがちなので、習い事ではたくさん褒めてもらえることを目指しましょう。

上手下手は関係なくほめてくれる、理解のある指導者はたくさんいます。

 

2-6.無理に続けようとさせない

最近の習い事は、「本人が嫌がれば、無理に続けさせない」という保護者の方が増えているそうです。

発達障害を持つ子の習い事も、このように考える方が楽に進められます。

 

確かに、一つのことを続ける…というのは素晴らしいことです。

しかし、今時の習い事は「色々なことを経験させて、本人の楽しみや強みを見つける」ということに主な目的がある場合が多いようです。 

本人の趣味や特技を見つける、ということが目的であれば、本人が嫌になってしまえば次を検討する、という姿勢で構わないはずです。

ポイント①でもお話しした通り、発達特性のあるお子さんは、「やりたくないこと」への拒否感が他のお子さんより強い傾向にあるので、本人の意思に反して続けさせることは実際のところ難しいのではないでしょうか。

 

2-7.無料体験レッスンを受けさせる

ポイント③や④でもお伝えした通り、発達障害を持つ子の習い事は、教室の環境や場所、指導者との相性がとても重要になってきます。

始める前に、実際の教室、講師の体験レッスンを受けることをおすすめします。

体験レッスンを受ければ、お子さんが講師の指示を聞けない場合にどのように対応してくれるか実際にレッスンを受けてどのような不都合があるかが具体的に見えてきます。

体験レッスンは是非受けておきましょう。

 

今回ご紹介した習い事には、

すべて無料体験レッスンがありますので、是非無料レッスンで試してからご検討ください。

 

 

いかがでしたか?

この記事を、発達障害を持つお子さんの習い事選びに、お役立ていただけたらとても嬉しいです。

 

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