【発達障害を持つ子の習い事】トラブルを避ける秘訣&おすすめ習い事【ADHD・ASD・グレーゾーン・2E】

発達障害・グレーゾーン・2E児

<2025年4月更新>

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この記事をお読みいただくと

  • 発達障害を持つ子が習い事でトラブルにならないために、知っておきたいポイント
  • 発達障害を持つ子も楽しく続く!おすすめ習い事

について、知って頂くことができます。

 

発達障害を持つ子特有の「習い事が上手くいかない理由」や「トラブルを回避するポイント」を事前に知ることで、習い事でのトラブルを避け、楽しく続けていくことに是非お役立てください。

 

習い事を通して、お子さんの「得意なこと」「夢中になれること」を見つけ、伸ばしてあげることができたら、最高ですね。

この記事を書いている私さとは、ASD・ADHDの特性を持つ男子高校生の母で兼業ライターです。息子は現在私立中高一貫校に元気に通学中。

息子は幼少期からピアノ・音楽教室・ドラム・プログラミング・英会話・スイミング・運動教室・塾など、様々な習い事を経験してきました。教室側ではない、保護者側からの視点で、ピアノについてご紹介していきます。

 

 

 

トラブル回避のためのポイント

 

発達障害を持つ子に起こりがちな習い事でのトラブルとは 

発達障害の有無に関わらず、本人が続けるのを嫌がる、先生やお友達とうまくいかないなど、お子さんの習い事を始めてみたものの、うまくいかない…という場合はあります。

 

それに加え、お子さんに発達障害がある場合は、その特性から生ずるトラブルが生ずる場合も。

 

例えば、発達障害を持つ子の習い事ではこのようなトラブルが起こりがちです。

  • 他の子がやっていることを、嫌がってやらない。
  • 先生の指示に従わない。自分のやり方に固執する。
  • 友達と喧嘩になる。
  • 順番が待てない。   etc.

 

一つ一つのトラブルの背景には、特性を持つお子さんなりの理由があります。

周囲が適切に対応すれば、楽しく取り組める場合が多いのも事実。

 

ただ、このようなことが続くと、お子さんが習い事を嫌になってしまったり、場合によっては教室や他の保護者から苦情が入ることもあります。

 

このようなトラブルをなるべく避けるため、保護者の方に注意していただきたいポイントについてご紹介します。 

 

ポイント① 本人の「好き」の中から考える

「泳げるようになってほしい」

「英語は将来の役に立ちそう」

など、保護者の方は子供のためを思って、何を習わせるか色々と検討されるのではないでしょうか。

 

ただ、特性のある子であれば、そうでない子以上に、本人の「好きなこと」を中心に習い事を検討してあげてほしいと思います。

 

その理由は…

発達特性から、興味の範囲が狭かったり、やりたくないことが多かったり、やりたくないことへの拒否感が強い場合があるから、です。

 

特に、

  • 皆がやっていることをやりたがらない場合がある。
  • 先生の指示をすんなり聞けないことがある。

といったタイプのお子さんは、興味の範囲が狭く、自分のやりたいことが強い傾向があるので、「好き」を重視して習い事や教室を選ぶことがポイントになります。

 

特性のないお子さんについても、「好きなこと」を習い事にする方が楽しんで続けられる可能性が高くなります。

特性のある子であればなおさら…ですね。

 

ポイント② 「苦手の矯正」ではなく、「得意を発見し伸ばす」ため

「集団活動が苦手だから、集団行動をする習い事へ…」

「手先が不器用だから、細かい作業をする習い事がいいのではないか…」

という保護者の方が時々いらっしゃいます。

 

お子さんのことを考えて…という気持ちは私も痛いほどわかるのですが、このようにして習い事を選ぶと、上手くいかない可能性が高まります。

 

その理由は、本人が苦手なことは楽しめないので嫌になってしまい、続かないから。

 

一般に発達凸凹がある子にとって、苦手の克服はあまりやりすぎない方が良いとされています。

凸凹さんが先天的に苦手なことをどんなに頑張ってみても、得意になるどころか人並みにならない…、ということが多く、掛ける労力に見合わないのです。

 

習い事は「強み」や「好き」を見つけ、伸ばす場と考え、お子さんが夢中になれること、楽しく続けられそうなことから選ぶと、親子ともにストレスが少なく、結果的にうまくいきやすいです。

 

ポイント③ 人数・場所など、子供に合った環境で

一般的に発達特性のある子は、集団より個人レッスンの方が向いていると言われます。

(色々な特性の子がいるので、グループレッスンが好きな子もたくさんいますが。)

特に幼少期は、お子さんに合った環境で、無理をせず、集中できる教室を選ばれることをおすすめします。

 

我が家の息子の場合、「音楽の楽しさと社会性を身につけさせたい」という思いから、2歳で大手音楽教室の集団レッスンに通わせましたが、嫌がる曲目や内容が多く、皆と同じようにできませんでした。

本人も楽しそうではなく、私も周囲に気を使ってくたくたになってしまいました。

1年ほどで音楽教室はやめてしまいましたが、あまり得るものが多くはなかった気がします。

息子は音楽自体は好きだったので、その後本人の希望で個人のピアノレッスンに通い始めました。そちらはとても楽しく通うことができました。

予測のつかない動きをする他のお子さんや、やりたくないカリキュラムなどが、当時の息子にとっては音楽を楽しむ障害になっていたのだと、後で気が付きました。

まずは音楽自体に集中して楽しめる環境をつくる、ということが幼少期には大切だと感じました。 

 

場所についても、お子さんの通いやすい場所で親子ともにストレスが少ない方がよいですね。

初めての場所が苦手、乗り物が苦手、道順にこだわりが出る…など発達特性を持つお子さんは、習い事の送迎も大変ですから、場所が近い、通いやすい、ということは習い事を選ぶ重要なポイントになります。

後でご紹介しますが、コロナ禍後はオンラインの教室も増えています。

最初はオンラインで、慣れてきたら教室に通う…という手もありますね。 

 

ポイント④ 理解のある指導者

発達特性のあるお子さんは、

  • コツコツと練習するのが苦手
  • 何度言っても指示を聞かない
  • 集中力が続かない

このような場合があるので、講師の優しさや忍耐強さが求められることも多いでしょう。

 

学校や園では叱られることも多くなりがちなので、習い事ではたくさん褒めてもらえる先生が見つかるといいですね。

 

ポイント⑤ 無理に続けようとさせない

最近の習い事は、「本人が嫌がれば、無理に続けさせない」という保護者の方が増えているそうです。

確かに、一つのことを続ける…ということは素晴らしいことです。

しかし、今の習い事の目的は「色々なことを経験させて、本人の楽しみや強みを見つける」ということにあるのかもしれません。 

本人の趣味や特技を見つける、ということが目的であれば、本人が嫌になってしまえば次を検討する、という姿勢で構わないのだと思います。

ポイント①でもお話しした通り、発達特性のあるお子さんは、「やりたくないこと」への拒否感が他のお子さんより強い傾向にあるので、本人の意思に反して続けさせることは実際のところ難しいのではないでしょうか。

 

ポイント⑥ 体験を受けさせる

ポイント③や④でもお伝えした通り、発達障害を持つ子の習い事は、教室の環境や場所、指導者との相性がとても重要になってきます。

始める前に、実際の教室、講師の体験レッスンを受けることをおすすめします。

体験レッスンを受ければ、お子さんが講師の指示を聞けない場合にどのように対応してくれるか、実際にレッスンを受けてどのような不都合があるかが具体的に見えてくるので、体験レッスンは是非受けてみてください。

 

これからご紹介する習い事には、無料レッスンがありますので、是非無料レッスンで試してからご検討くださいね。

 

発達障害を持つお子さんにおすすめの習い事3選

オンライン英会話教室

英語教師の国家国際資格を持つ子供向けの英語レッスン【NovaKid】

4歳~12歳の子供を対象としたオンライン英会話教室です。

オールイングリッシュの本格的な授業ですが、1レッスン当たりの価格が1525円~(2025年3月現在)と、とても良心的です。

 

<講師の質が高い大規模スクールだから安心> 

ヨーロッパ地域でオンラインシェアNO.1、世界30か国以上で事業展開している大きなスクールなので安心。

2年以上の指導経験やTESOLなどの資格要件をクリアした講師(英会話スクールでは珍しい)が、世界中に1800人以上在籍しています。

 

<カリキュラムとオンライン教材が評判>  

こちらのノバキッド、英語初心者の子供でも、無理なく話ができる丁寧なカリキュラムとオンライン教材に定評があります。

エンターテイメント性の高い教材を使って、子供の好奇心を刺激。レッスンの時間以外も、この教材を使えるので、英語に長時間触れることができます。

 

無料体験レッスンを受けてから始めると、1か月無料という特典も。

 

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プログラミング

子ども向けプログラミング・ロボット教室【LITALICOワンダー】

運営元が発達障害の子供の教育支援を行っている会社なので、習い事への不安があるお子さんも安心して受講できます。

通塾・オンライン共に受講可能です。

子供の興味や得意、ペースに合わせて、1人ひとりカリキュラムが考えられています。

ゲームプログラミング以外に、ロボットやデジタルファブリケーションなど、ものづくり系コースもあります。

基礎技術力の習得はもちろん、 自分で考え形にする経験を大切にしており、そこから自尊心、創造力、試行錯誤する力の育成を目指している教室です。

 

プログラミングは、ある程度受講時間がかかる習い事ですので、無料体験授業は60分2コマまで受けられるのは嬉しいポイントですね。

子供との相性を十分に見極めたうえで、判断することができそうです。 

 

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ピアノ

楽器がもらえる音楽教室【EYS-Kids 子供向け音楽教室】

全国各地にスタジオを展開している教室で、個人レッスンのピアノがリーズナブルな料金で受けられます。

何と言っても特徴的なのは、全47種類の楽器から、好きな楽器をもらえるという点!

音楽を始めるにあたり経済的なハードルになるのが楽器の購入ですが、こちらの教室では楽器購入が必要なく、最短2週間で楽器を用意してもらえるのが魅力です。

「その分、受講料が高いのでは?」と心配になりますが、月2回30分の個人レッスンで月々7740円~と月謝もリーズナブルです。

 

 

椿音楽教室

関東・関西を中心に200か所以上の教室を展開しています。

音楽教室には珍しくオンラインでの受講も可能。

11種類の音楽教室を開講しており、様々な楽器に対応しています。

60分間の無料体験レッスンが受けられます。

 

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いかがでしたか?

この記事を、発達障害を持つお子さんの習い事選びに、お役立ていただけたらとても嬉しいです。

 

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