<2026年3月更新> 本記事はプロモーションを含みます。
発達障害のある子を通常学級に通わせたいと思っていても、

先生にサポートしてもらえるのかな?

友達とうまくやっていけるかな?
と不安になる保護者の方は多いと思います。

わが家の息子は、ASDとADHDの特性があり、公立小学校で6年間、私立中学校で3年間、通常学級に所属していました。
学校の先生とは長く連携を取りながら、その時々で必要な支援を考えてきました。
この記事では、
- 通常学級に入る前に不安だったこと
- 実際に通って感じたこと
- 先生との連携で大事だったこと
を、わが家の経験をもとにまとめます。
1.通常学級に入る前、不安だったこと
1‐1.支援は受けられるのか
通常学級に入ると、支援がほとんど受けられないのではないか、と心配していました。
実際には、通常学級でも合理的配慮を受けることはできます。
ただ、支援級のように手厚い個別対応があるわけではなく、支援には限界もあります。
わが家の場合、入学前の教育相談では、「学校には加配の先生が数人いるけれど、ずっと一人の子を見られるわけではない」と説明を受けました。
「算数の時間に入る」「体育の前の着替えに付き添う」など、苦手な場面ごとに支援に入る形で、他にもっと支援が必要な子がいれば、そちらが優先されることもあるそうでした。
1‐2.友達トラブルは大丈夫か
通常学級で心配だったのは、本人がつらい思いをしないかということだけではありませんでした。
言葉の受け取り方のずれや、コミュニケーションの苦手さから、クラスメイトに迷惑をかけるのではないか、という不安も大きかったです。
特に、暴言や暴力、嫌がらせのようなことが続くようなら、「発達障害があるから」で済ませることはできません。
本人がつらいだけでなく、周りの子にも影響が出てしまうので、人間関係の面はかなり気にしていました。
2.実際に通常学級で感じたこと
2‐1.支援はあるけれど限界もある
実際に通ってみると、通常学級でも支援はあると感じました。
ただし、やはり限界はあります。
学校の様子を見ていると、困っている様子が目立つ子や、トラブルになりやすい子には先生が付きやすいように感じました。
息子の学校では、特性のある子が一つのクラスにまとめられる年もありました。理由を確認したわけではありませんが、その方がサポートの先生が入りやすいのかな、と感じていました。
また、高学年になると生活面で困ることは少なくなり、低学年の子の対応が優先されるためか、高学年の教室でサポートの先生を見かけることはほとんどなくなりました。
通常学級でも支援は受けられますが、必要なときにいつでも十分なサポートが受けられるとは限らない、というのが実感です。
2‐2.先生の橋渡しに助けられた
通常学級で過ごす中で、いちばんありがたかったのは、先生の「橋渡し」でした。
発達障害のある子は、言葉の受け取り方や伝え方にずれがあり、クラスメイトと行き違いが起こることがあります。
息子も、自分の言動が誤解されたり、逆に相手の意図を勘違いしたりすることが時々ありました。
そういうときに先生が、「意地悪で言ったわけではない」ことや、「その子なりの理由がある」ことを上手に伝えてくださり、息子と同級生の間をつないでくださいました。
息子自身も、トラブルになったときは先生の忠告には耳を傾けていたようで、そのおかげで大きなトラブルにはならずに過ごすことができました。
担任の先生方には本当に感謝しています。
2‐3.保護者の心配は大きい
正直なところ、通常学級に在籍していると、保護者の心配はかなり大きいと感じました。
特に大きいのが、宿題のサポートや人間関係のフォローです。
学校の宿題を一人でスムーズに進められるとは限らず、声かけが必要だったり、気持ちの切り替えに時間がかかったりすると、家での負担はかなり大きくなります。
それに加えて、学校でのちょっとした行き違いやトラブルがあれば、そのフォローも家庭で必要になります。
「学校でちゃんとやれているかな」と気にかけ続ける日々で、通常学級の場合は支援学級以上に親がどこまで大きく構えていられるかも大事だと感じました。
📚 通常学級での学習面のサポートに不安がある方は、こちらも参考にしてください。
✨ 家庭での勉強法や、外部サポートの選び方をまとめています。

3.先生との連携で大事だったこと
3‐1.「要求」ではなく「相談」
学校に配慮をお願いするときは、「こうしてほしい」と強く求めるよりも、「こういうことで困っているので相談したいです」という形で話す方がうまくいきやすいと感じました。
先生にも、クラス全体を見ながら対応しなければならない事情があります。
その中で、子どもの特性や困りごとを具体的に伝えて、「どうすれば学校で過ごしやすくなるか」を一緒に考えたり、ときには先生の判断にお任せする形の方が、うまくいく場合が多いと感じました。
3‐2.保護者も協力する姿勢を見せる
学校と連携するときは、お願いするだけでなく、保護者も協力する姿勢が大事だと思います。
たとえば、過去にうまくいった工夫を具体的に伝えたり、医師・心理士・療育の先生から受けた助言を共有したりすると、先生も対応を考えやすくなります。
また、家庭でできることはやります、と伝えることで、学校との役割分担もしやすくなります。
すべてを学校に求めるのではなく、時には妥協することも必要だと思います。
お互いにできることを出し合いながら、一緒に考えていく方が、長い目で見るとうまくいきやすいと感じました。
4.通常学級での成長と難しさ
4‐1.友達から学べることが多い
通常学級にいると、クラスメイトから良い影響を受けることがあります。
息子は、小学校入学当時、なかなか謝ることができませんでした。
けれど、お友達と一緒に先生に叱られたとき、すぐに謝るお友達を見て、「悪いことをしたと思ったら、すぐに謝る方がよい」と学んだようでした。
大人が「謝りなさい」と言ってもなかなか受け入れられないので、お友達の力はすごいと感じました。
こうした学びは、低学年の頃だけでなく、その後も友達との関わりの中で少しずつ積み重なっていったように思います。
4‐2.成長とともに難しさが出ることもある
その一方で、成長とともに、通常学級のしんどさが出やすくなる面もあります。
高学年になると、同級生の子たちは自分に合う友達を選んで付き合うようになり、発達特性があり個性的な子は敬遠されることがあります。
また、周囲との違いを意識しやすくなり、孤独感を感じる子もいると思います。
はじめは通常学級の環境が合っていると感じていても、成長につれて問題行動が出てきたり、学習がうまくいかなくなったりする場合もあります。
「通常学級にいると、クラスメイトから良い刺激を受ける」と言われることがありますが、いつもプラスになるとは限らない、というのが実感です。
5.通常学級を考えている保護者の方へ
通常学級でも支援を受けることはできます。
ただし、支援には限界があり、友達トラブルや保護者の負担への心配もあります。
その一方で、先生がうまく橋渡しをしてくださったり、クラスメイトの中で学べることがあったりと、通常学級だからこそ感じる成長もありました。
通常学級が合うかどうかは、子どもの特性や学校の環境、その時期によっても変わります。
入学して終わりではなく、その都度相談しながら、子どもが過ごしやすい形を考えていくことが大切だと感じています。
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