発達障害の子のお出かけが疲れる…楽になる3つのヒント

発達障害・グレーゾーン・2E児

<2025年5月更新>

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「色々な体験をさせることが子供のためになる。」

わかっていても、凸凹ちゃんを連れての外出・お出かけは大変なことが多いものです。

 

慣れない場所は不安が強くてパニックになります

切り替えが難しくて、次の行動に移すのが大変

などなど…

 

幼い凸凹ちゃんと外出するたびに、周囲に気を使って神経をすり減らし、辛い思いをされているご家庭もあるのではないでしょうか。

私も息子の幼少期にそんな経験をたくさんしてきました。

 

本記事はそんな保護者の方に向け

発達障害を持つお子さんとの外出がスムーズになるコツ

についてお伝えしていきます。

  

凸凹ちゃんの特性はその子によって様々ですので、今回ご紹介するコツも、すべてのタイプのお子様に当てはまるものではないかもしれません。

ですが、いろいろな対処法や情報に触れて頂き、選択肢を増やしていくことは大切ですので、我が家のコツもご覧いただき、似た特性がある場合には参考にしていただけると嬉しいです。

 

この記事を書いている私さとは、ASD+ADHDの特性を持つ男子高生の母で、現在息子は私立中高一貫校に元気に通っています。

息子の幼少期、外出先で困った経験が多く、専門家のアドバイスを聞きながら、色々と工夫を重ねてきました。

幼少期の凸凹さんの保護者の方々に、少しでも参考になることがあれば…という思いで、この記事を書いています。

私について詳しくはプロフィールをご覧ください。

 

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ヒント1 いつもの場所でいい!連れて行きやすさも重視 

●のびのびできる楽な場所

我が子の成長のため、「色々な体験をさせてあげたい」という親御さんの思いはとてもよくわかるのですが、ついついハードルの高い行先を選んでいませんか?

 

親も子も、「安心して」「のびのびと」「楽しめる」ことがお子さんのために一番大切です。

 

「人混みは色々な刺激が多くて苦手」という子が凸凹さんには比較的多いです。

そのような場合、込み合っているテーマパークやイベントなど、人が多い場所は避けましょう

パニックになったり、色々なトラブルがある中で、本人も親も苦しい思いをするようでは本末転倒です。

周りの人に迷惑をかけないよう、四六時中監視するのも、神経がすり減って本当に大変ですよね。

 

安心して楽に行ける外出先の例
  • のびのび体を動かせる広めの運動公園
  • 地元の小さなお祭り
  • 自然の中で昆虫採集
  • 海や川遊び

他にもお子さんなりに安心して過ごせる場所であればOKです。

親も子も、楽でのびのびできる身近な場所を見つけてください。

 

少しハードルが高いな…と思われる場所へは、年齢が上がって成長すれば行ける場合も多いものです。

そして、楽に行けるタイミングはその子によって違います

 

<我が家の場合> 

息子を連れて4歳でディズニーランドに行きましたが、その時は入場前の駅でこだわり行動が連発。入場後も本当に大変でトラウマになってしまい、しばらく足が遠のいてしまいました。

小学校6年生で久しぶりに行ってみると、親側は何の苦労もなく、本人も落ち着いて楽しめるようになっていました。

 

そのような経験から、キッザニアに初めて行ったのも小学校高学年になってからです。

 

通常は親と出かけたくない年齢かもしれませんが、感覚が独特なのであまり気にならないようです。

人より出かけられるタイミングが遅い分、比較的大きくなっても一緒に外出を楽しめました。

 

 

●代り映えしなくて大丈夫 

「いつも代り映えのしない近所の公園で子供がかわいそう」

という親御さんの声を聞きますが、それはあまり気にしなくて大丈夫です。

慣れない場所が苦手いつもの場所だと安心でのびのびできる、という子が凸凹さんには多いからです。

 

大人の方が飽きてしまって退屈、という問題はあるかもしれませんが、子供たちは保護者の方とのびのび楽しめる「よく行く場所」が、大好きなはずですよ。 

 

ヒント2 計画を見せる

●「見通しが立たない不安」

特性にもよりますが、外出先で「言うことを聞かない」「強いこだわり行動が出る」「ずっと泣いている」というようなお子さんは、「見通しが立たず不安になっている」という可能性があります。

 

この「見通しが立たない」というのは、特に小さい頃は周囲が気づきにくく

「どうしてそんなに泣いたり、些細なことにこだわるの?」

と、保護者の方も理由が分からず、とても困ってしまう場合があります。

 

我が家も息子が2歳の頃、外出先で激しいパニックになってとても困ることが増えました。

療育の先生に相談すると、

見通しが立たなくて不安になっていると思うから、スマホの写真などで、次にやること、行く場所を教えてあげてくださいね。

と言われて、私は頭の中が「???」でした。

発達障害について知識がなく、「見通しが立たない」ということを知らなかったからです。

 

泣いている我が子を見て、 

「見通しが立たなくて不安になっているんだ。」

と思うことと、

「よくわからないけど泣き叫んでいる。」

と思うことでは、子供に対する気持ちや対処法が全く変わってくるので、「見通しが立たない」ということについて知っておくのはとても大切です。

 

「見通しが立たない」については、こちらの記事もどうぞ↓

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●計画を見せるときのコツ 

お出かけの計画やスケジュールをお子さんに見せてあげるときは、以下のようなポイントがあります。

  • 図やイラスト、写真などを使って説明すること(聴覚より視覚優位の特性を持つ凸凹さんが多く、そのような子にはこの方法が有効)。
  • スケジュールを時系列にして整理し、いつもと違うこと、こだわりが出そうなものについては事前に説明しておくこと。
  • 説明したときに嫌がるものは、理由を話して不安を解消すること。それでも拒否するときは、場合によってはやめておくこと。
  • 予定はなるべく変更しないこと。やむを得ず変更する場合は、早めに説明しておくこと。

 

詳しくはこちらの記事をどうぞ↓↓

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我が家では、幼稚園から小学校低学年くらいまでは、お出かけの前に毎回スケジュール表を作っていました。

そうしなければ、スムーズにお出かけできなかったからです。

こだわりが出るのは、交通手段と時間でしたので、時間や電車やバスの行先などはスケジュールの必須項目でした。

  

当時は、ちょうどよいグッズが見当たらなかったので、A4の紙に手書きで書いたり、絵カードをラミネーターで自作して、ホワイトボードに貼ったりしていました。

必要なカードが変わっていくたびに自作するのは大変でした…

最近はこんな便利なグッズが出ています↓ 

 

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ヒント3 本人の興味を利用

本人の興味のある場所に行った方がスムーズだというのは、健常児も含め、どのお子さんにも言えることかもしれません。

凸凹さんは「まぁ、とりあえず行ってみようか。楽しそうだし。」というのが難しい場合が多いので、本人の興味を利用する必要性がより高くなります。

本人が好きなことであれば納得しやすく、慣れない場所に行く不安が和らぎます。

 

必ずしも「今、好きなこと」ではなくても、映像などを事前に見せて、興味を持てば行ってみるようにしましょう。

「何をするのかわからない」という不安も和らぐので、かなりスムーズになる場合があります。

 

  

以上、凸凹ちゃんとのお出かけが楽になるコツ3つをお届けしました。 

外出先で大変な思いをされている方々に、この記事が少しでもお役に立つことがあれば嬉しいです。

こちらの記事では、子供の成長につながり、親も楽しめるお出かけ先を紹介しています↓

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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