【発達障害】子供が大きくなって感じた「子育ての後悔」3選

育児

<2024年7月更新>

 

幼い凸凹さん育児に奮闘されている保護者の方で

 

今やっていることが、わが子にとって正解なのかわからない…

という疑問を持たれた方は、いらっしゃいませんか?

 

今回は、

私さとが、発達凸凹児の子育ての中で、 

「これをやっておけば…」あるいは「やらなければよかった!」

と、子供が成長してから後悔したこと

について、ご紹介します。

 

 

発達凸凹ちゃんの子育てに奮闘されている方に、 

「そんなに無理しなくてもいいんだな」

「これは小さいうちにやっておいた方が良いな」

と、少しでも参考になることがあると嬉しいです。

 

 

この記事を書いている私さとは、ADHD+ASDの男子学生の母でライターです。

幼少期の凸凹さん育児をされている方のお役に立てる情報発信を目的に、当ブログを運営しています。

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後悔1 無理をして旅行や外出をしなくても良かった…

 

外出先での困った行動 

 

ADHDとASDの特性を持つ息子が幼いころ、私は

「様々な経験をさせなければ」

という思いにとらわれて、息子を連れて色々な場所に出かけました。

 

ですが、息子のために良かれと思い行った外出先で、

  • 知らないお店に行くと、こだわりが出て入ることができない。
  • テーマパークやお祭りなど、混んでいる場所に行くとパニックになる。
  • 貴重な体験の場をセッティングしても、嫌がってやろうとしない。
  • 知らない人が苦手で反抗的な態度をとるので、(親が)周囲に気を使って辛い。

 

というようなことが起こり、外出した後は、毎回辛い気持ちになりました。

 

このような状態になる理由については、後ほどご説明しますが、今思うと、

当時の息子には合わない場所、まだ早い場所を選んでいた

ということなのだと思います。

 

もう少し大きくなると楽しむことができるようになる場合も多いので、 

「無理をして、辛いのに出かける必要はなかったな。」

と今は思います。 

 

<テーマパークを安心して楽しめる年齢> 

息子が4歳の頃、ディズニーランドに行きました。

(1,2歳の頃にも行っていたのですが)その4歳のディズニーは本当に大変で、トラウマになってしまうほど。ディズニーランドからしばらく足が遠のいてしまいました。

 

小2でUSJに行った時は、子供たちはとても楽しかったようですが、息子が色々な場面でこだわりが爆発して親はへとへと。

夫は10回以上「もうホテルに帰ろう!」を連発していました(ホテルに帰っても、部屋ではじっとしていられなくて、全然楽にならないのに…です)。

 

小学校高学年や中学生くらいになってようやく、穏やかに、家族みんながテーマパークで楽しめるようになりました。

キッザニアで安心して遊べるようになったのも、小学校高学年でした。

 

小学校高学年や中学生は、普通ならもう親と出かけてくれない年齢かもしれませんが、感覚が独特なので、そのあたりはあまり気にならないようです。いまだに旅行や外出を一緒に楽しむことができます。

  

  

外出先で困った行動が出る理由

 

凸凹さんの中には、

  1. 慣れない場所は、不安でこだわりが強く出る
  2. 人が多い場所は、混乱して荒れる 

などの特性が出る子がいます。

 

 

慣れない場所での不安 

 

1の「慣れない場所は、不安」になる理由は、想像力の乏しさから来るASDの特性の一つです。

詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓ 

「見通しの立たない状況で、不安を感じやすい」というのはASD(自閉症スペクトラム症)の特性の一つです。 

ASDの人は「想像力の乏しさ」を特性として持つ人がおり、ASDの子供は経験したことのない状況や場所に置かれると、これから何が起こるのかがわからず不安になり、混乱してしまうことがあります。

発達障害を持たない人が想像する以上に、大きな負担なのだそうです。

 

幼いお子さんの場合は初めての経験ではなくても、場所が変わるなどの場面で、次に何が起こるのかわからず不安になって、何かに固執したり、移動を嫌がったりします。

【発達障害】スケジュール作成で育児の悩みが解消!簡単にできる方法や注意点を紹介 | 凸凹と共に楽しく生きていくブログ【発達障害・グレーゾーン・ギフテッド2E育児を楽にするTIPs】 (diversity1234567.com)

 

 

人が多い場所が苦手 

 

2の「人が多い場所は、混乱して荒れる」というのは、感覚過敏の影響が考えられます。

 

人が多くにぎやかな場所は、視覚的な刺激・聴覚的な刺激が多く、混乱したり、神経がすり減ってしまうのかもしれません。

 

 

無理をせず楽しめるいつもの場所で大丈夫 

  

苦手な場所に無理をしていかなくても、幼い頃は無理をせず楽しめるいつもの場所でお出かけは十分です。

 

少しいつもと違うことをする…と言う場合でも、お子さんが安心して遊べる場所を選びましょう。 

  • のびのび体を動かせる広めの運動公園
  • 地元の混んでいない小さなお祭り
  • 自然の中で昆虫採取、海や川遊び …など

 

 

「いつも代り映えのしない場所では、子供がかわいそう」

 

という親御さんの声を聞きますが、あまり気にしなくて大丈夫です。

慣れない場所は苦手いつもの場所だと安心でのびのびできる

という子が凸凹にちゃんには多いからです。

 

 

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後悔2 きょうだい児の体験・運動の機会をもう少しとればよかった

 

我が家には、凸凹のある息子と凸凹のない娘がいます。

 

息子の療育や診察には、娘を連れて行くことができませんでした。

いつも娘は祖母とお留守番。

 

息子の習い事や外出にも特別な対処が必要でしたし、パニックになることもあったので、

娘は祖母と家で過ごすことがとても多かったのです。

 

まだ、祖母が面倒を見てくれるだけましだったのかもしれません。

ですが、祖母と過ごすのはほぼ家のだったので、

公園などで運動をする機会が他の子より少なかったと思います。

 

慣れない人が苦手で、対応の難しい兄がいるので、

「お友達家族とバーベキューに行く」

「親戚家族と海水浴に行く」

といった経験をすることもできませんでした。

 

お出かけには家族四人以外の人は同行できません。

途中で、兄が落ち着くのを待たなければならない時間もたくさんありました。

 

息子を夫に預けて、 

娘と私で、お友達親子とお出かけをする…というのは何度かできましたが、

家に友達を呼んでお泊りしてもらう…というのも無理でした。

(家に遊びにきてもらうのは、兄の外出時にしてもらっていました。) 

 

息子の子育てについては、「やれるだけのことをやった」という気がしているのですが、

娘には、もう少し時間も気持ちも割いてあげるべきだったな、と今は思っています。

 

息子は慣れない場が苦手なので、色々な体験の機会が減ってしまうのはやむを得ないところがあると思います。

ただ、娘にもそれを

 

後悔3 片づけを身につけさせればよかった

 

息子は

  • 片付けが苦手
  • 物の管理が苦手(忘れ物・失くし物が多い)
  • 物を探すのが苦手

です。

 

忘れ物・失くし物が多いことや、物を探すのが苦手なのは、

根本的には改善しないし、対処法を考えるしかないのかもしれません。

 

ただ、片付けに関しては、身につける余地があるのではないかと思っています。

 

 

 

息子は、片付けを手伝ったり代わりにしなければ、いまだに部屋を片付けられず、物が散乱してぐちゃぐちゃです。

 

ただ、息子にもいくつか身についている片付け習慣があります。

 

例えば、 

「食事後の食器をシンクに持っていく」

「汚れた洗濯物を洗濯かごに入れる」「入れるときは、ポケットの中の物を出し、ベルトを外す」

など、きちんとできている部分もあります。

 

「食器をシンクに持っていく」のは、夫が息子に言い聞かせてできるようになったもの。

私は、どこか「口うるさく言いたくない。」「言ってもできないだろう。」という意識が働いて、片づけに関することをあまり教えていなかったのです。

 

数年後、一人暮らしを始めるであろう息子にとって、片付けや身の回りの物の整理ができないことは大きな問題です。

もうかなり大きくなってしまいましたが、これから少しずつ教えていかなければならないと思っています。

 

「片付け」と大きくとらえると、身に着けさせることが難しいかもしれませんが、

  • 帰ってきたら鞄を机の横にかける
  • 読んだ本は本棚に戻す

と、一つ一つ小さな頃から教えていけば、もう少し物の管理ができたのではないかなと思います。

 

 

いかがでしたか?

今回は、私の懺悔の記事にお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

幼少期は発達凸凹を持つ息子の子育てが本当に大変で、

「いつまで続くんだろう」と途方に暮れる気持ちでしたが、

過ぎてしまえば本当にあっという間。

 

幼い凸凹さんと日々奮闘されている皆様が安心して子育てにのぞんだり、少しでも成長を楽しむことができるよう、願っております。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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