<2025年10月更新>
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発達障害(ADHD・自閉症スペクトラム)やグレーゾーンのお子さんの育児で、こんなお悩みはありませんか?

朝の身支度がなかなか進まず、つい何度も注意してしまう

外出先で動けなくなってしまい、予定通りに帰れない

好きなことを途中でやめられず、大声で抵抗する
実は、こうした困りごとは「スケジュールボード(スケジュール表)」を取り入れることで改善できる場合があります。
行動の見通しを「見える化」することで、お子さんの安心感につながり、次の行動への移行もスムーズになるのです。
📦 この記事でわかること
- スケジュールボードが育児を楽にしてくれる理由
- 作り方や便利なグッズ・アプリ
- 毎日の活用のコツ
効果的に使えば、保護者が何度も注意する場面が減り、お子さんも安心して自分から行動できるようになり、自信も育っていきます。
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1. スケジュールボードが育児の悩みを解決する理由
スケジュール表をお子さんにわかりやすく示すことで、発達障害やグレーゾーンの子が抱えやすい
「言うことを聞かない」「こだわりが出る」「やるべきことに取りかかれない」といった日常の困りごとがぐっと軽くなることがあります。
こうした悩みがやわらぐことで、保護者の負担が減り、子どもも生活の見通しが立ちやすくなります。
1-1. 視覚優位の子に「見える化」する意味
視覚優位の特性
発達障害を持つ子どもの中には、目から入ってくる情報を理解するのが得意なタイプの子がいます。
視覚情報を得意とする子は、耳で聞いた説明だけでは記憶に残りにくく、混乱してしまうことがあります。
- 耳で聞いた説明はすぐに抜けてしまう
- 図やリストを見ると理解しやすく安心して動ける
「見える化」が上手くいくと?
そのような子には、情報を「見える化」することで指示の理解が深まり、納得して行動できる可能性が高まります(視覚支援)。
見える化することで、何度も注意されることを防ぐだけでなく、自分で確認しながら主体的に行動する力も育ちます。
また、こだわりが強いタイプのお子さんも、自分で確認して納得し、自発的に動けるようになることが、育児を楽にする大きなポイントになります。
1-2. 「見通しが立たないことへの不安」が解決
見通しが立たない不安とは
「見通しが立たない状況で不安を感じやすい」というのは、自閉症スペクトラム症の代表的な特性の一つです。
自閉スペクトラムの人は「想像力の乏しさ」という特性を持つ場合があり、経験したことのない状況や場所に置かれると、これから何が起こるのか分からず不安や混乱が生じやすいとされています。
特に幼いお子さんは、初めての経験でなくても場所や状況が少し変わるだけで、不安になったり、強く拒否したりすることがあります。
これを「見通しが立たない」状態といいます。
📝 見通しが立たない場合の行動例
・初めての場所に到着して車から降りない
・外出先から帰ってきて家に入らない
・初めてのレストランで強いこだわりが出たり、些細なきっかけで荒れる
自閉症スペクトラムのもう一つの特性「こだわり行動」も、同じ行動を繰り返して見通しを持ち、安心を得ようとする心理が背景にあります。
スケジュールの嬉しい効果
そこで役立つのが、「見通しが立たない」状態を補うツールとしてのスケジュールボードです。
⭐ スケジュールボードの効果
・予定をわかりやすく伝え、安心感を与えられる
・スケジュールを子ども自身で確認しながら主体的に準備・活動できる
・時間管理の力が自然と身につく
・親子で予定を相談しながら決めやすい
最近ではスケジュールボードの良い効果が注目され、療育施設だけでなく保育園や幼稚園でも取り入れられています。
次の章では、忙しい育児の中でも続けやすい作り方を紹介します。
2. スケジュールボードの作り方と便利グッズ・アプリ
2-1. 便利グッズを購入
購入+一部手作りがおすすめ
- スケジュール表の 作り方がわからない
- スケジュール表づくりにかける 時間がない
- 最初から試行錯誤するのではなく、ある程度できたものを手に入れたい
そんな方には、市販のスケジュールボードや絵カードの購入がおすすめです。
購入したうえで足りないカードがあれば、アプリで作成して補充するのが手早くて続けやすい方法です。
実際に使ってから「わが子にはここが合わない」「こうした方がいい」と分かることも多く、最初は購入して使ってみて徐々に改良するのが楽です。
私が息子の幼少期に使っていた頃は、今のように安価でそろう商品がなく、すべて手作りしました。けれど、今なら購入すると思います。
購入する方が結果的にコストが節約でき、時間も取られないので子供に向き合う時間に回せます。
アドプラスのスケジュール&絵カード
【基本のセット】
朝の支度や一日のスケジュール作りなどに便利。とりあえず一通りそろえたい方におすすめです。
絵カードは100枚以上入り、日にち・曜日・時計のカードも揃っています。
価格:8800円 |
【余裕があれば、買い足すと便利】
● 携帯用
お出かけ時にもいつもの絵カードを見られると、子どもが安心します。
いっしょにおでかけスケジュール 自閉症 発達障害 スケジュール 視覚支援収納ポケット タスクスケジュール 保育園 幼稚園 小学生 中学生 高校生 子育て 便利グッズ 入学準備 価格:3300円 |
● ウィークリータイプ
1週間分の予定を見通せるタイプです。家庭でもよく使われています。
👇絵カード付き
ウィークリースケジュールポケット &絵カードシールセット 自閉症 発達障害 スケジュール 視覚支援収納ポケット タスクスケジュール 保育園 幼稚園 小学生 子育て 便利グッズ 入学準備 価格:6600円 |
👇絵カードなし
ウィークリースケジュールポケット 自閉症 発達障害 スケジュール 視覚支援収納ポケット タスクスケジュール 保育園 幼稚園 小学生 子育て 便利グッズ 入学準備 価格:3850円 |
● マンスリータイプ
月単位の見通しを持つ練習に。学校行事や予定管理にも便利です。
ビニールポケットカレンダー2025年度版&絵カードセット 自閉症 発達障害 スケジュール 視覚支援収納ポケット タスクスケジュール 保育園 幼稚園 小学生 子育て 便利グッズ 入学準備 価格:5170円 |
2-2. 絵カードを簡単手作り
- 過去にスケジュールボードを使っていた
- スケジュール作成に必要な道具をある程度持っている
- 手作りが好きで自作してみたい、時間が確保できる
という方は、ボードや絵カードを手作りするのもおすすめです。
「絵カードメーカー」などのサイトで簡単に作成
絵カードや日にち・時計カードは、「絵カードメーカー」のサイトを使うととても簡単に作れます。
以前では考えられないほど便利で、ドロップスのかわいいイラストや自分で撮った写真、文字や時計のカードも作成できます。

絵カードメーカーはこちらからどうぞ↓

<我が家の場合>
息子が小さい頃は、絵カードメーカーのようなサイトがまだなく、自分で絵を描いたり、絵本の絵をラミネートしてカードを作っていました。裏に100均の板マグネットを貼って、ホワイトボードに並べて使っていました。
年長になると、A4の紙に1日の予定を書くスタイルに変更。カードを増やす手間が大きくなったことや、息子が文字を好んでいたことが理由です。
ただ、毎日繰り返す活動も多いので、紙より絵カードを使ったスケジュールボードの方がずっと楽でした。終わった活動を外せるため、「今やること」が一目で分かるのも大きな利点です。
旅行のときは「しおり」のように予定をまとめて持って行くと、スムーズに動けました。
今は便利なボードやアプリがあり、本当に便利になったと感じます。
紙詰まり・気泡ができにくい。人気のラミネーターです👇
<人気記事>スケジュールの活用で習い事にもチャレンジしやすくなります👇

2-3. アプリなら外出が楽になる
旅行に便利:JTBアプリ旅程表
JTBでホテルや乗り物を予約すると、アプリ上で旅程表を確認できます。
旅行先で予定をスマホで共有できるので便利です。
👉 JTBアプリ
https://www.jtb.co.jp/apps/
リタリコ「やることカード」
リタリコの「やることカード」は、絵カードをセットする操作が簡単で、終わった活動の★マークをタップすると達成感が得られる仕様です。
外出先でも活用できます。

👉 やることカード
https://app.litalico.com/kidstodolist/jp.html
この章では、目的やライフスタイルに合わせて
- 購入して使う
- 手作りで工夫する
- アプリを活用する
という3つの方法を紹介しました。
無理なく続けられる方法を見つけてみてください。
3. スケジュールボードの使い方と活用のコツ
3-1. よく目にする場所に置く
スケジュールボードを見やすい場所に置いておくと、「何をするんだったかな?」と思ったときに自然とスケジュールを確認する流れができ、自主的な行動のきっかけになります。
子どもがいつでも見られる場所にあることで、後の活動の見通しが立てやすくなり、納得感も得やすくなります。
3-2. 子供との合意で決める
保護者が一方的に決めるのではなく、可能な範囲で子どもと合意の上でスケジュールを決めることが、スムーズな実行のコツです。
「どちらがいい?」と選択肢を示して選ばせるだけでも構いません。
一緒に決めることでスケジュールを事前に知る機会となり、本人が納得したスケジュールの方が実行しやすくなります。
3-3. スケジュールに「好きなこと」を混ぜる
スケジュールの内容が嫌なことばかりだったら…、「スケジュールを実行したい」とは思えません。
スケジュールの中に好きな活動を織り込むことで、苦手な活動にも取り組みやすくなります。
例えば「宿題 → おやつ → 明日の準備」のように、負荷の高い活動の前後に短い“楽しみ”を挟むのがおすすめです。
3-4. 活動の切り替えを事前に知らせる
一つの活動が終わって別の活動に移るときは、いきなり切り替えるのではなく、少し前に予告をします。
「あと10分でゲーム終わりの時間だよ」などと伝えることで、子どもが心の準備をしやすくなります。
可視タイマーや音の合図などを活用するのもおすすめです。
3-5. 終わった活動の絵カードをはずす
特に小さい頃は、終わった活動のカードをボードから外していくのがおすすめです。
カードがたくさん並んでいると、今の活動がどれかわからなくなる子もいるためです。
終わったカードを外せば、常に一番上が「今やること」になり、視覚的にわかりやすくなります。
3-6. 予定はできるだけ変更しない
発達特性のある子は、急な予定の変更が苦手なことがあります。
突然の変更で見通しが崩れると、不安や混乱につながるためです。
やむを得ず予定を変更する場合は、できるだけ早めに知らせて、納得できるように説明や代替案を示しましょう。
3-7. うまく切り替えできたら「すぐに」褒める
上手に切り替えができたときは、すぐに具体的に褒めることが大切です。
スケジュール表を使うと楽しい、自信を持って行動できると感じられるようになります。
ただし、中には褒められると怒るタイプの子もいます(うちの息子もそうでした笑)。
そういう場合は、「早くてびっくりした!」と驚いて見せたり、「時間通りに動いてくれて助かった」と感謝を伝えるなど、褒め方を工夫すると効果的です。
いかがでしたか?
この記事が、あなたの子育てを少しでも楽にするヒントになれば嬉しいです。
長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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