【発達障害・グレーゾーン】夏休みを穏やかに楽しく乗り切る方法

発達障害・グレーゾーン・2E児

<2024年7月更新>

  

いよいよやってくる夏休み。

この記事を書いている時点で、夏休みまであと1か月弱となりました。

 

夏休みは子供たちが家にいる時間が長いから、時間を持て余して大変…

一緒にいる時間が増えて、ついガミガミ叱りがちになる…

 

こんなお悩みは、ないですか?

 

家に長い時間いるのも大変だし、子供のためにお出かけを…と思っても、

 

出かけることがとても大変…

 

という場合も、幼い凸凹さんには多いと思います。

 

 

この記事をお読みいただくと、 

発達障害・グレーゾーンの子と長い夏休みを乗り切る工夫

 

について知って頂くことができます。

 

 

 

1 夏休みを乗り切ろう!家で穏やかに過ごすコツ

1-1 生活の乱れと安全面以外は「まぁいいか」

安全に過ごせていれば、それでよい 

 

夏休みの終わりに、「うまくいかなかったこと」として、保護者の方が多く口にするのは

  • 生活のリズムが乱れてしまった
  • 1日中ガミガミと子供を叱ってしまった

というもの。

 

「きちんと勉強習慣を身につけさせたい」 

「色々な体験をさせてあげたい」

「お手伝いをさせたい」

「充実した夏休みに…」

 

と、保護者の方の夏休みに対する希望は色々ありますが、

 

夏休みで一番大切なことは、「しっかり休むこと」

 

ダラダラしていても、無意味に思えるような過ごし方をしていても、お子さんはきちんとと休んでいます。

 

つまり、それだけで夏休みの目的は達成できているのです。

 

ボーとすることや、私達からは無意味に思えることも、お子さんの成長には必要な場合も。

 

 

「安全に過ごすことができていれば、それで良い」と割り切ることで、親も「○○させなきゃ。」という呪縛から解き放たれますね。

 

 

 

生活のリズムを乱さない 

 

「安全に過ごす」「休息をとる」ことに加えるなら、

 

新学期からのことを考えると、子供のために大切なのは、

 

「なるべく生活のリズムが乱れないようにすること。」ではないでしょうか。

 

多少ダラダラしていても、勉強が進まなくても、最低限のリズムが乱れていなければ、良しとする。

 

そうすることで、親御さんが叱る回数も少なくなります。

 

最低限のリズム維持のために、

  • 食事の時間
  • 就寝・起床の時間

を一定にするよう気を付けてあげれば、夏休みが終わって「大失敗」と言うことはありません。

 

他のことは多少上手くいかなくても、最低限のリズムが崩れていなければ、親御さんが「まぁいいか。」と思えることも大切です。

 

 

保護者の息抜きも大切 

 

子供と長時間一緒にいる夏休みだからこそ、保護者の方の息抜きの時間も大切です。

 

どうしてもお子さんと一緒にいる時間が長くなる専業主婦や育休中の方、時短での勤務形態の方は特に、意識的に息抜きの時間を取ってください。

 

お子さんから離れるのが難しい場合は、下でご紹介するような室内遊びに集中する間、お子さんを見守りながら

 

  • おいしいスイーツを食べる
  • 晩酌をする
  • 映画を観る
  • 推し活をする

など、でも大丈夫です。

家事から離れて、自分のご褒美時間を作って頂きたいと思います。

 

心の休息は、お子さんに良い影響が大きいので、罪悪感を捨てて、是非積極的にとってみてください。

 

1-2 スケジュール表を作る

 

発達凸凹さんの夏休みを楽にするスケジュール表

 

「最低限の生活リズムをキープする」

「ガミガミ叱ることを避ける」

ために、とても有効な方法をご紹介します。

 

凸凹さん育児をされている方なら、ご存じの方も多いかもしれませんが、

スケジュール表の作成です。

 

お子さんと一緒に相談しながら、夏休みのはじめに休みの計画を立て、スケジュール表を作っておくことで、親子が衝突する数をかなり減らすことができます。

 

  • 夏休み全体のスケジュール
  • 1日のスケジュール

この2つを作成し、よく目にする場所に貼っておく

ことをおすすめします。

 

発達障害を持つ子の中には、目から入ってくる情報を受け取るのが得意な子と、反対に耳から入ってくる情報を受け取るのが得意な子がいます。

比較的多いのは前者で、視覚的な情報を受け取るのが得意な子は、「耳で聞いた説明は頭の中からすぐに消えてしまう」「情報を目で見ることができると解りやすく、安心する」という特徴を持っていることが多く、そのような子には情報を「見える化」することが有効です(視覚支援)。

「見える化」することによって、何度も注意されることを防ぐことができるほか、お子さんが自ら情報を確認して主体的に動くことも可能になります。

https://diversity1234567.com/scehdule-creat

 

詳しくは、こちらの記事をご覧ください↓

【発達障害】スケジュール作成で育児の悩みが解消!簡単にできる方法や注意点を紹介
発達障害を持つ子の色々なお悩みを解消できるスケジュール表。どのような場合に有効なのでしょうか?作り方や使い方の注意点、お役立ちアプリやサイトもご紹介します。

 

 

スケジュール表の良い効果

 

  • その日の予定やこの後することをわかりやすくして、安心感を与える
  • 自分が行う活動やその準備を主体的に行うようになる
  • 時間管理のスキルを学ぶことができる
  • 親子で活動内容について相談して決めやすくなる

 

 

実はスケジュール表は、健常児にも良い効果があることが分かり、最近では療育園だけでなく、保育園や幼稚園で使われている場合も多いのです。

 

 

 

スケジュール表の作成方法と注意点

 

スケジュール表を作ったり実行する際は、 

  • スケジュール表は、余裕を持った設定にしておくこと
  • 守れなくても叱るのではなく、守れるように一緒に修正したり考えること

がポイントとなります。

 

作成方法や注意点はこちらの記事もどうぞ↓ 

【発達障害】スケジュール作成で育児の悩みが解消!簡単にできる方法や注意点を紹介
発達障害を持つ子の色々なお悩みを解消できるスケジュール表。どのような場合に有効なのでしょうか?作り方や使い方の注意点、お役立ちアプリやサイトもご紹介します。

 

 

2 おすすめ室内遊び10選+α

 

おすすめ室内遊び 

長い夏休み、比較的長い時間没頭してくれる遊びがあれば、保護者の方も楽になるはず。

 

息子や周りの凸凹さん達が好きだった室内遊びを集めてみました↓ 

発達障害【おすすめ室内遊び10選】夢中になる!おうち時間が楽に!グレーゾーン・ギフテッド2Eも
天候が悪い時や外出できないとき、凸凹ちゃんが楽しくて、ご家族が楽できる遊びのアイデアを8つご紹介します。

 

 

 

楽しく遊びながら認知機能を高める

 

上述の遊びに加えて、少しお勉強っぽいものにもチャレンジしてもらいたい親御さん向けです。

楽しく遊びながら、認知機能や思考力を鍛えて学習の準備ができるのでおすすめです。

 

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文章読解力と算数の力が同時に身に付きます。

中学受験を視野に入れているお子さんの幼児・低学年時の準備としても最適。

 

 

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認知機能を様々な方法で鍛えるので、学習の土台作りになります。

 

 

3 親子で楽しめる無理をしない外出のポイント

 

 

  • 慣れない環境が苦手
  • 人や刺激の多い場所が苦手

 

幼い凸凹さん達にはこのような子が一定数います。

 

このような子達を、良かれと思って人の多い観光地やテーマパークなどに連れて行くと、親子で辛い思いをすることがあります。

 

お子さんがそのような場所が合わないようであれば、無理して慣れない場所に出かける必要はありません。

 

代り映えのしないいつもの場所で大丈夫

(大人が飽きるという場合があるかもしれませんが…)

 

刺激の多い場所は成長すると行けるようになる場合も多いので、成長してから楽しむという考え方もあります。

 

 

お出かけのコツについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

【発達障害を持つ子と外出】お出かけがスムーズで楽になる3つのコツ
切り替えが難しい、パニックになるなど、小さな凸凹ちゃんとのお出かけは大変。親子で楽になるコツをご紹介します♪

 

 

 

 

4 少し余裕が出てきたら…凸凹さんにおすすめの外出先

 

幼い凸凹さん達の外出は、安心できる場所、慣れている場所、お子さんの好みに合ったいつもの場所で全く問題ありません。

 

ただ、少し落ち着いてきたので、新たな経験をさせてみたいという場合には、こちらの記事を参考にしてみてください↓

【発達障害&グレー&2E】親も子も無理せず楽しい外出先おすすめ5選
発達障害を持つ子と楽しくのびのび遊べる場所、相性の良いお出かけスポットをまとめました。

 

凸凹さん達と比較的相性がよく、発達面にも役立つ外出先をまとめました。

 

 

いかがでしたか?

 

幼い凸凹さんと一緒の夏休み、何かと大変なこともあるかもしれませんが、この記事が少しでもお役に立つと私も幸せです。

 

 

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