<2025年10月更新>
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発達障害(ADHD・自閉症スペクトラム)、グレーゾーンの子にとって、習い事は成功体験の宝庫。
得意なことを伸ばし、自信をつけるチャンスがたくさんあります。
一方で、教室でのトラブルが起きやすいのも事実です。
本記事を読むと、以下のことが分かります。
- 発達障害・グレーゾーンの子に合う、おすすめの習い事と教室
- トラブルにならないために知っておきたいこと
お子さんの「好き」を起点に、無理なく楽しく続けられる一歩を一緒につくりましょう。
この記事を書いている私さとは、ASD・ADHDの特性を持つ男子高校生の母で兼業ライターです。息子は現在私立中高一貫校に元気に通学中。
息子は幼少期からピアノ・音楽教室・ドラム・プログラミング・英会話・スイミング・運動教室・塾など、様々な習い事を経験してきました。教室側ではない、保護者側からの視点で、ピアノについてご紹介していきます。
🎨人気記事🎨発達障害×中学受験|特性に合う塾の選び方や勉強法について

1.発達障害の子におすすめの習い事3選
1-1.オンライン英会話
NovaKid|楽しみながらオールイングリッシュの本格派
英語教師の国家国際資格を持つ子供向けの英語レッスン【NovaKid】- 対象は4〜12歳、1レッスン1,525円〜(2025年3月時点)
- 講師は1年以上の指導経験+定期的なトレーニングを実施。アメリカを拠点とする大規模スクールで安心
- オールイングリッシュでも初心者に対応できる丁寧なカリキュラム
- エンターテイメント性の高い教材で、レッスン外でも「英語漬け」にできるのが特徴
【保護者の感想】
・初心者でも自然に理解できる。カリキュラムがとてもよくできている(5歳・男の子)
・内容は難しいのに楽しくレッスンができ、講師のレベルの高さを感じる(9歳・女の子)
・講師の相性が合わなければ変えられるのが良い(7歳・女の子)
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クラウティ- 月謝1人分で家族全員が使えるのが大きな魅力(兄弟・大人もOK)
- 1回10分×2、または25分レッスンを選択でき、月額4,500円〜と低価格
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【保護者の感想】
・先生がとても優しく、最後は「またやりたい!」と言っていました(8歳・女の子)
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発達障害の子にオンライン英会話をおすすめする理由
オンライン英会話は、家からマンツーマンのレッスンが気軽に受けられおすすめです。
- 自宅なので、環境の変化や場面の切り替えが苦手でも安心。
- 他の生徒とのトラブルの心配がない。
- 送迎が楽。夜でも受講できる。
- 上達すると「英語ができる」という子供にわかりやすいカッコよさ、達成感を感じられる。
- 中学校以降、重要科目なので勉強面で有利になる。
- 英語習得に向いている特性を持つ子がいる(言語理解が高い、記憶力が良いなど)。
- 英会話でははっきり意見を言う、質問する方が好まれ、空気を読んだり、共感することを日本人同士のように求められない。
オンライン英会話をおすすめする理由について詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓

1-2.プログラミング
LITALICOワンダー|発達支援会社の本格的プログラミング教室
子ども向けプログラミング・ロボット教室【LITALICOワンダー】発達障害の子どもの教育支援を行う会社が運営しているため、初めての習い事でも安心して受講できます。
通塾・オンラインの両方に対応しており、家庭の状況や特性に合わせて柔軟に選べます。
興味・得意・ペースに合わせた個別カリキュラムを作成。
ゲームプログラミングのほか、ロボットやデジタル工作などものづくり系コースも充実しています。
技術習得だけでなく、自分で考え形にする経験を重視し、自尊心や創造力を育てます。
無料体験授業(60分×2コマ)があるので、相性をしっかり確認してから始められます👇
発達障害の子にプログラミングをおすすめする理由
プログラミングは、興味や得意を活かしながら 論理的思考力や問題解決力を育てられる習い事 です。
一人ひとりの特性やペースに合わせやすく、教室との相性が合えば長く続けやすいのも魅力です。
- 曖昧さが苦手・規則性を好む特性と相性が良く、得意になりやすい
- 興味のある分野に集中力を発揮する特性が活かせる
- IT分野は発達特性との親和性が高く、将来の選択肢を広げやすい
プログラミングが良い理由について詳しくはこちらの記事もどうぞ👇

1-3.ピアノ
EYS-Kids|楽器がもらえるから、リーズナブルに試せる音楽教室
楽器がもらえる音楽教室【EYS-Kids 子供向け音楽教室】全国各地にスタジオを展開している教室で、個人レッスンのピアノがリーズナブルな料金で受けられます。
何と言っても特徴的なのは、全47種類の楽器から、好きな楽器をもらえるという点!
音楽を始めるにあたり経済的なハードルになるのが楽器の購入ですが、こちらの教室では楽器購入が必要なく、最短2週間で楽器を用意してもらえるのが魅力です。
「その分、受講料が高いのでは?」と心配になりますが、月2回30分の個人レッスンで月々7740円~と月謝もリーズナブルです。
椿音楽教室|オンライン可能、200か所以上の教室展開
椿音楽教室関東・関西を中心に200か所以上の教室を展開しています。
音楽教室には珍しくオンラインでの受講も可能。
11種類の音楽教室を開講しており、様々な楽器に対応しています。
60分間の無料体験レッスンが受けられます。
発達障害の子にピアノをおすすめする理由
ピアノは、特性のある子が 自信を育てたり、脳の発達を促したりできる習い事 です。
- 小さな「できた!」を積み重ねやすく、自己肯定感を育てる
- 脳の発達や身体のバランスに良い影響がある
- 発表会の経験が、人前での自信や達成感につながる
- 音楽を通じて、仲間との自然なつながりが生まれやすい
- 個人レッスン中心で、特性に合わせた柔軟な対応が可能
- 練習嫌いでもレッスンに参加するだけで、脳への良い効果が期待できる
ピアノの効果について、詳しくはこちらの記事もどうぞ👇

2.発達障害の子が習い事でトラブルを防ぐポイント
2-1.発達障害の子に多い習い事のトラブルとは?
発達障害の有無にかかわらず、習い事を始めてみたけれど、本人が続けるのを嫌がる・先生やお友達とうまくいかない…ということは珍しくありません。
ただ、発達特性がある場合は、特性に由来するトラブルが起こることもあります。例えば、次のようなケースです。
- みんなでやる事を一人だけやらない
- 先生の指示より自分のやり方にこだわる
- 友達と喧嘩になる、順番が待てないなど
一見わがままに見える行動にも、お子さんなりの理由や背景があります。周囲が理解し、対応を工夫することで、楽しく続けられることも多いのです。
ただし、トラブルが繰り返されると、本人が習い事を嫌になってしまったり、教室や他の保護者から苦情が入ることもあります。
そうなる前に、発達障害の子の習い事の教室選びのポイントを押さえておきましょう。
2-2.本人の「好き」の中から習い事を考える
「将来のために英語を」「みんながやっているからスイミングを」と親が考えることは自然ですが、発達特性がある子は興味の範囲が狭く、やりたくないことへの拒否感が強い傾向があります。
そのため、まずは本人の「好き」や「得意」から習い事を考えることが何より大切です。
興味があることなら、多少の壁があっても乗り越える力が生まれやすく、習い事が長続きする可能性が高まります。
2-3.「苦手の矯正」ではなく「得意を伸ばす」
「集団行動が苦手だから、あえて集団の習い事を」
「手先が不器用だから、細かい作業の習い事を」
といった“苦手克服目的”の選び方は、途中で嫌になってしまうことが多いのが現実です。
発達凸凹のある子の場合、努力しても人並みにすらならない領域があり、労力に見合わない結果になることも少なくありません。
習い事は、苦手を克服する場ではなく、「得意」や「好き」を見つけて伸ばす場と位置づける方が、親子ともにストレスが少なく、結果的に良い方向に進みます。
2-4.子供に合った環境で
一般的に、発達特性のある子には 集団より個人レッスン が向いているといわれます。もちろんグループが好きな子もいますが、まずは 集中できる環境 を優先しましょう。
また、送迎の負担や初めての場所への苦手意識などを考えると、通いやすい場所 も重要なポイントです。
最初は オンラインで慣れてから教室に移行 するのも良い方法です。
【我が家の失敗例】
2歳から大手音楽教室の集団レッスンに通わせましたが、嫌がる曲が多くて皆と同じ動きができず、私も周囲に気を使ってくたくたに…。1年足らずで退会しました。
その後、本人の希望で個人ピアノレッスンに切り替えたところ、楽しく通えるようになりました。
予測のつかない周囲の動きや、やりたくないカリキュラムが、当時の息子にとって音楽を楽しむ障害になっていたのだと後から気づきました。
2-5.理解のある指導者
発達特性のあるお子さんは、
- コツコツ練習が苦手
- 何度言っても指示が入らない
- 集中が続かない
といった面があるため、優しく忍耐強い講師の存在がカギになります。
学校や園では叱られがちな分、習い事ではたくさん褒めてもらえる場にすることを意識しましょう。
理解のある先生は実際に多くいます。
2-6.無理に続けようとさせない
昔は「一度始めたら続けなさい」が主流でしたが、今は「本人が嫌がれば無理に続けさせない」保護者が増えています。
習い事の目的が「楽しみや強みの発見」であれば、合わなければ切り替える柔軟さも大切です。
発達特性のある子は、やりたくないことへの拒否感が特に強いため、意思に反した継続は難しいケースも少なくありません。
2-7.無料体験レッスンを受けさせる
習い事を始める前には、体験レッスンの活用が必須です。
実際のレッスンで、子どもが講師の指示を聞けない場合の対応や、教室・指導者との相性が具体的に見えてきます。
今回紹介した習い事はすべて無料体験があるので、教室選びの最終チェックとしてまず試してから判断するのが安心です。
このように、本人の特性や「好き」を軸に、環境・先生・通いやすさを意識することで、習い事でのトラブルを大幅に減らすことができます。
いかがでしたか?
この記事を、発達障害を持つお子さんの習い事選びに、お役立ていただけたらとても嬉しいです。

